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櫛笥
ふりがな文庫
“櫛笥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くしげ
83.3%
クシゲ
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くしげ
(逆引き)
かの女は、良人にもだれにも
冒
(
おか
)
させない
塗籠
(
ぬりごめ
)
の一室をもち、起きれば、
蒔絵
(
まきえ
)
の
櫛笥
(
くしげ
)
や鏡台をひらき、暮れれば、
湯殿
(
ゆどの
)
ではだをみがく。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは、巳之助丸の生母が、
櫛笥
(
くしげ
)
左中将
隆致
(
たかむね
)
の
女
(
むすめ
)
だったからである。彼女は貝姫といい、その姉の
逢春門院
(
ほうしゅんもんいん
)
は後西天皇の御生母であった。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
櫛笥(くしげ)の例文をもっと
(10作品)
見る
クシゲ
(逆引き)
本尊容れで、他の用途に使はれたものは、「ほかひ」以前か、又同時にか、尚一つ考へられる。即、
櫛笥
(
クシゲ
)
である。此笥に関する暗示は、柳田国男先生既に書かれてゐる。
唱導文学:――序説として――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
大唐以來大師の爲に
櫛笥
(
クシゲ
)
をとり、湯殿の流しに仕へましたとかで、入滅の後も、この聖たちよりほかに、與らせぬ行事も間々御座います。日京卜らしいものもその一つで——。
死者の書 続編(草稿)
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
櫛笥(クシゲ)の例文をもっと
(2作品)
見る
櫛
漢検準1級
部首:⽊
19画
笥
漢検準1級
部首:⽵
11画
“櫛笥”で始まる語句
櫛笥左中将隆致
検索の候補
玉櫛笥
御櫛笥殿
櫛笥左中将隆致
“櫛笥”のふりがなが多い著者
吉川英治
斎藤茂吉
泉鏡太郎
与謝野晶子
山本周五郎
折口信夫
泉鏡花