烽火ほうか)” の例文
天下泰平烽火ほうかを見ず、寸鉄を用いざるのときにおいてはかの戦国の時代において必要品なる刀剣は一変して驕奢品となり、かの貴紳豪客が正宗の太刀、兼定の短刀
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
烽火ほうか
かの竜驤虎視りゅうじょうこし各国たがいに剣鋩けんぼうを削り、地球の表面にはいまだ一日も烽火ほうかの上るを見ざるの日なく、いまだ一日も砲声を聞かざるのときなき今日において、いかなればかくのごとき国体にして
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)