“砲架”の読み方と例文
読み方割合
ほうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
機関砲の砲手は、砲架ほうかの前に緊張そのもののような顔をしていた。しかしその後は何者も邪魔をするものが現われなかった。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
砲型は三種あり、その第一が風火砲ふうかほう、第二が金輪砲こんりんほう、第三が母子砲ぼしほう。それの砲架ほうか脚立きゃたつ式で、砲身は台座に乗って、どっちへもうごく仕掛けになっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五郎造はもう逆上ぎゃくじょうしてしまった。いきなり兵をかきのけて、砲架ほうかによじのぼろうとした。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)