“砲丸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たま75.0%
ほうがん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランス軍がウィーンに侵入してハイドンの家近く砲丸たまが落ちて来たとき、起き上って着物きものえさせ、驚き騒ぐ家人達に
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
その時我々はもういただき近くにいた。ここいらへも砲丸たまが飛んで来たんでしょうなと聞くと、ここでやられたものは、多く味方の砲丸自身のためです。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
くだもの屋の溝板どぶいたの上にはほうり出した砲丸ほうがんのように残り西瓜すいかが青黒く積まれ、飾窓かざりまどの中には出初めのなし葡萄ぶどうが得意の席を占めている。ふとった女の子が床几しょうぎで絵本を見ていた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)