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『東京要塞』
ふりがな文庫
『
東京要塞
(
とうきょうようさい
)
』
非常警戒 凍りつくような空っ風が、鋪道の上をひゅーんというような唸り声をあげて滑ってゆく。もう夜はいたく更けていた。遠くに中華そばやの流してゆく笛の音が聞える。 丁度そのころ、築地本願寺裏から明石町にかけて、厳重な非常警戒網が布かれた。 し …
著者
海野十三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「サンデー毎日」毎日新聞社、1938(昭和13)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
米
(
べい
)
空
(
あ
)
交
(
ま
)
逆上
(
ぎゃくじょう
)
一
(
いつ
)
気色
(
けはい
)
気味
(
ぎみ
)
企
(
くわだ
)
極
(
きわ
)
難
(
にく
)
酔漢
(
すいかん
)
外
(
はず
)
石灰
(
せっかい
)
抛
(
な
)
脱
(
のが
)
平常
(
へいぜい
)
幸
(
さいわ
)
深山
(
しんざん
)
浴客
(
よっきゃく
)
交
(
かわ
)
仰
(
あお
)
暗
(
やみ
)
傾
(
かたむ
)
凹凸
(
でこぼこ
)
勝
(
すぐ
)
半
(
なか
)
早乾
(
はやがわ
)
狂言
(
きょうげん
)
摩
(
ま
)
生々
(
いきいき
)
蹣跚
(
よろめ
)
足
(
た
)
揶揄
(
からか
)
捕
(
とら
)
圧
(
おさ
)
拭
(
ぬぐ
)
見窶
(
みすぼら
)
夜話
(
やわ
)
手巾
(
ハンカチ
)
莞爾
(
かんじ
)
失敗
(
しま
)
寝鎮
(
ねしずま
)
懸
(
かか
)
積載
(
せきさい
)
肯
(
うなず
)
空
(
から
)
床
(
ゆか
)
惜
(
お
)
羽織
(
はお
)
徐々
(
じょじょ
)
滑
(
すべ
)
鼠
(
ねずみ
)
漆喰
(
しっくい
)
潜
(
くぐ
)
潰
(
つぶ
)
濡
(
ぬ
)
煌々
(
こうこう
)
煩
(
わずら
)
燦然
(
さんぜん
)
燭
(
しょく
)
物識
(
ものし
)
物騒
(
ぶっそう
)
狂奔
(
きょうほん
)
独白
(
ひとりごと
)
猟奇
(
りょうき
)
生命
(
いのち
)
由緒
(
ゆいしょ
)
界隈
(
かいわい
)
畏
(
かしこ
)
病衣
(
びょうい
)
皆目
(
かいもく
)
真青
(
まっさお
)
睨
(
にら
)
砌
(
みぎり
)
砕
(
くだ
)
砲架
(
ほうか
)
硝子
(
ガラス
)
碧
(
あお
)
示唆
(
しさ
)
穏
(
おだや
)
空円
(
あきえん
)
突立
(
つった
)
窺
(
うかが
)
符牒
(
ふちょう
)
筆蹟
(
ひっせき
)
筋合
(
すじあい
)
逞
(
たくま
)
鎮
(
しず
)
鋼
(
はがね
)
鋪道
(
ほどう
)
重爆
(
じゅうばく
)
酔払
(
よっぱら
)
遥々
(
はるばる
)
軒端
(
のきば
)
贅沢
(
ぜいたく
)
赤土
(
あかつち
)
足蹴
(
あしげ
)
鏝
(
こて
)
載
(
の
)
辞去
(
じきょ
)