“筋合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すじあい69.2%
すじあ15.4%
すぢあひ7.7%
スヂアヒ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういったこの男の言葉は、いつわりがなかった。自分でげこんで置いて、自分で助けたんだから、礼をされる筋合すじあいはない筈だった。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
おや、飛んでもない、決して決して! 私は別段そういう風なことを、つまり、あなたのことをとやかくと批評がましく申す筋合すじあいは更々さらさらないのです。
かくまおくでう三河町に浪宅致す山口惣右衞門の白状なりとあびせかけよりては如何の筋合すぢあひ之有これあり渠等かれら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
播州ヨリマカリ越サレ、宇喜多御赦免ゴシヤメン筋合スヂアヒ申シ合セ候間、御朱印ナサレ候様ニト言上ノ処、以テノホカ御不満ニテ、御諚ゴヂヤウヲモ伺ハズ示シ合セノ段、曲事キヨクジノ旨仰セ出サレ、即チ播州ヘ追ツカヘサレ候也
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)