“之有”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
これあり33.3%
これあ33.3%
これある16.7%
これあら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけつかはすべきの由奉行所より町役人へ内意も之有これありむね古主こしゆ松平越後守殿へ聞え早々歸參となり元知もとち五百石に復し物頭役申付られ忠義を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せんだって迄、半瓦の部屋の飯食い者、再度悪事のかど之有これあり候につき、雨ざらしざらし、七日七晩きゅうめいさせ置候おきそうろうものなり。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
拂ふ心なしとはいふものゝせめては此家の旅籠だけも後藤に聞せず拂ひたしとなほ種々さま/″\に相談なせしに妻のお梅は是までにもくしかんざしなどは追々に賣盡うりつくし今は着替きがへ一つ有而已あるのみなれども此上は其着替そのきがへにても賣代うりしろなし旅籠の代にあてんと申故市之丞も詮方せんかたなく然らば我等の着替羽織とも未だ之有これあるにより夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其方そのはう屹度きつとあづくる間吉原勤め年季ねんきだけは汝が方へ差置べし若此娘の儀に付異變いへん之有これあらば早速此方へ訴へいでよと申渡されければ七右衞門は此事をきくより彌々いよ/\有難く思ひ聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)