“可有之”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
これあるべく90.0%
これあるべし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろいろ言いたきまま取り集めて申上もうしあげ候。なお他日つまびらかに申上ぐる機会も可有之これあるべく候。以上。月日。〔『日本』明治三十一年三月四日〕
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
村々の庄屋、乙名おとな、早々御越あるべく候。島中此状御廻し可有之これあるべく候。ゼンチヨ方にても切支丹になり候者、御免なさるべく候。恐惶謹言。
良精君近頃健康不宜よろしからず候こと承候へども、おおせのとほり存外険悪に及ばずして長生せられ候事も可有之これあるべしと頼み居候。又々牛の舌御恵贈の由、不堪感謝かんしゃにたえず候。翻訳材料となるべき書籍二三、別紙にしたたあげ候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)