“無可有郷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むかゆうきょう50.0%
ユートピア50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
では、彼はそうして、あらゆる世上せじょうのことを放擲して、一体何を夢見ていたかと云いますと、それは、彼自身の理想郷、無可有郷むかゆうきょうのこまごました設計についてでありました。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私は銭形の平次に投げ銭を飛ばさして、「法の無可有郷ユートピア」を作っているのである。そこでは善意の罪人は許される。こんな形式の法治国は、髷物まげものの世界に打ち建てるより外にはない。