“御諚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじょう88.6%
ゴヂヤウ5.7%
ごぢやう2.9%
ゴジョウ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうです。御諚ごじょう至極ごもっともに存じます。早速、質子を入れよとのご一書を、おつかわし下されば、必ず送って参りましょう」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其亡ガラは、大和の国を守らせよ、と言ふ御諚ゴヂヤウで、此山の上、河内から来る当麻路の脇におけになりました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
則重公由々敷ゆゝしき事に思召おぼしめされ早々さう/\に老臣共を召されて此事如何あるべきと御諚ごぢやうありければ、老臣共申すやう、抑も檜垣の門徒衆は年頃別而昵近べつしてぢつこんに致し
「——右府様御諚ゴジョウニハ、中国ヘノ陣用意出来候エバ、家中ノ士馬、旌旗セイキノ有様、御覧成サレ度キ御旨オムネニ候間、早々、人数召連レラレマカノボリ候エ。……と、かようにある」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)