“由々敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆゝしき60.0%
ゆゆし20.0%
ゆゆしい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
則重公由々敷ゆゝしき事に思召おぼしめされ早々さう/\に老臣共を召されて此事如何あるべきと御諚ごぢやうありければ、老臣共申すやう、抑も檜垣の門徒衆は年頃別而昵近べつしてぢつこんに致し
但しこれが他に知れると由々敷ゆゆし大事だいじであるから絶対秘密を守るようにという条件を持ち出されたことが認められてあった。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
村に行わるゝ自然しぜん不文律ふぶんりつで、相応な家計くらしを立てゝ居る者が他人のくぬぎの枝一つ折っても由々敷ゆゆしいとがになるが、貧しい者はちっとやそとのものをとっても、大目に見られる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)