“骸”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
むくろ56.8%
から11.6%
がら9.5%
なきがら8.4%
かばね5.3%
ムクロ3.2%
がい2.1%
からだ1.1%
ほね1.1%
ガラ1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“骸”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩21.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
四郎左衛門の投げ附けた首を拾つた上野と一しよに、下津が師匠のむくろかたはらへ引き返す所へ、横山も戻つて来た。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さうしてうす黄色く濡れた糸をくるくると枠にまくと几帳が無惨にほごされてしまひに西にしどつちの形したむくろがでる。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
このままにして乾燥した玉虫のからのように永久に自分から離さずに置く方法があればよいと
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
デュアック エサは神々の子孫でいられますから、死にはなされませぬ、ただ其からはネサの砦に横わって、永久に死の夢のなかにタラの山を眺めておられるのでございましょう。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
やがて櫛名田姫のがらは、生前彼女が用ひてゐた、玉や鏡や衣服と共に、須賀の宮から遠くない、小山の腹に埋められた。
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「一度ならず二度までも。……きっと、三度目には、がらとなって、さいごの引導をさずけて戴くのかもしれません」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも彼の死たるや僕に洩したとおりとすれば彼の側には愛人のなきがらも共に相並んでよこたわったことであろうと思われます。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
樹木の色の見えない三、四カ月の後、再び春が廻り来る頃、潰れた村の家の中に凍死した村人のなきがらが毎年五十人を下らなかった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
夕暮になりて幸助の帰りこぬに心づき、驚きて吾らもともに捜せし時はいうまでもなく事遅れて、哀れのかばねは不思議にも源叔父が舟底に沈みいたり。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
当時の制度は、木刀を佩びて途に死するものは、かばねを非人に交付することになつてゐたからである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その唸き聲のとほり、彼の人のムクロは、まるでだゞをこねる赤子のやうに、足もあがゞに、身あがきをば、くり返して居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その唸き聲のとほり、彼の人のムクロは、まるでだゞをこねる赤子のやうに、足もあがゞに、身あがきをば、くり返して居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
分隊長はがいも留めず、同僚は戦死し、部下の砲員無事なるはまれなりしがなかに、不思議の命をとりとめて、この海軍病院に送られつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
大草原おほくさはら沙塵捲きつつ響きし百の戦車のがい燃えにけり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その翌日から悴は急にわるくなりまして、とうとうその夕刻に息を引き取りましてね。もう夢のようになりましてそのからだを抱いているうちに、着いたのが良人が討死うちじに電報しらせでした
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
撫骸歎菲才 ほねして菲才を歎ず。
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
其亡ガラは、大和の国を守らせよ、と言ふ御諚ゴヂヤウで、此山の上、河内から来る当麻路の脇におけになりました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)