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残骸
ふりがな文庫
“残骸”のいろいろな読み方と例文
旧字:
殘骸
読み方
割合
ざんがい
94.9%
なきがら
5.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざんがい
(逆引き)
後に再び川越に
転封
(
てんぽう
)
され、そのまま幕末に遭遇した、流転の間に落ちこぼれた一藩の人々の遺骨、
残骸
(
ざんがい
)
が、草に倒れているのである。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
仕方なしにまた腰をおろした津田は、
袂
(
たもと
)
から煙草を出して火を
点
(
つ
)
けた。ふと見ると、灰皿は敷島の
残骸
(
ざんがい
)
でもういっぱいになっていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
残骸(ざんがい)の例文をもっと
(37作品)
見る
なきがら
(逆引き)
壺
(
つぼ
)
のごとく長い
弁
(
はなびら
)
から、濃い
紫
(
むらさき
)
が春を追うて抜け出した後は、
残骸
(
なきがら
)
に
空
(
むな
)
しき茶の
汚染
(
しみ
)
を
皺立
(
しわだ
)
てて、あるものはぽきりと絶えた
萼
(
うてな
)
のみあらわである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
看護婦の手が
隙
(
す
)
かなかったためか、いつまでも兄の枕元に取り散らかされている
朝食
(
あさめし
)
の
残骸
(
なきがら
)
は、掃除の行き届いた自分の
家
(
うち
)
を今出かけて来たばかりの彼女にとって
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
残骸(なきがら)の例文をもっと
(2作品)
見る
“残骸”の意味
《名詞》
残骸(ざんがい)
跡形も無く壊れた状態で残っている物。
戦場・災害地などに捨て置かれた死体。
(出典:Wiktionary)
“残骸”の解説
残骸
(出典:Wikipedia)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
骸
常用漢字
中学
部首:⾻
16画
“残”で始まる語句
残
残酷
残念
残余
残虐
残忍
残滓
残喘
残惜
残燈
“残骸”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
ヴィクトル・ユゴー
ロマン・ロラン
橘外男
ワシントン・アーヴィング
蘭郁二郎
林不忘
夏目漱石
原民喜
谷崎潤一郎