“なきがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
亡骸61.5%
遺骸8.8%
死骸7.8%
空骸7.8%
4.4%
2.9%
屍骸2.4%
亡躯1.5%
残骸1.0%
屍體1.0%
亡体0.5%
骸殻0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女の亡骸を二週間(最後の埋葬をするまで)この建物の礎壁のなかにたくさんあるの一つに納めておきたいという意向を述べた。
本所の南、五本松の浄巌寺に、庄太郎の遺骸を埋めて、今は陰影と静寂の深い家に、老夫婦は、こうして、ぼんやりすわって来たのだった。
「どう致しやして、せめて千浪様のお死骸でもと、随分手分けを致しましたが、その甲斐もなく定めしお心残りでごぜえましょう」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ですから、あの男がもし、真実貴方の空骸に決まってしまうのでしたら、それこそ、私の採る道はたった一つしかないわけでございましょう。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
彼は完全に祖国を救ったのでした。しかも彼の死たるや僕に洩したとおりとすれば彼の側には愛人のも共に相並んでったことであろうと思われます。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼はお吉のを手早く木の上へ担ぎ上げたがこれは餌にえた狼の餌食になることを恐れたからであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
を作って踏み込んだまではいいが、奥の一間に、富五郎の屍骸に折り重なってよよとばかりに哭き崩れる女房を見出しては
最後にいまわたくしの心に残るのは、老耄して十二三年も以前に見失った小猫の幻を追ったり、偶然にしろ、その亡躯は嘗ての良人の住む岸の川へ漂って行ったという、そのことでした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
看護婦の手がかなかったためか、いつまでも兄の枕元に取り散らかされている朝食残骸は、掃除の行き届いた自分のを今出かけて来たばかりの彼女にとって
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大沼にもらずにもらぬ、灰色れた亡体のやうにえたのが、からはじめて、ひた/\と呼吸をしした。ひた/\とした。にひた/\と鳴出した。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
痩せさらばえた一個の骸殻、それが女王エリザベスとして残るすべてであった。