“しにがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
死骸50.0%
屍骸25.0%
死殼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを、七、八間、追い散らしていって悠々と戻ってきた由良の伝吉は、その時、はじめて新造の死骸しにがらから血刀を抜いて、身を起している一人の侍に不審の眼をみはったのである。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
互に顔も知らねば名も知らぬ人々である、しかして、二人が呼吸のある屍骸しにがらを抱き合わないばかりによこたえているところは、高く人寰じんかんを絶し、近く天球をする雲の表の、一片の固形塊ソリッド・マッス
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
今までの死殼しにがらを蹴飛ばして
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)