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亡躯
ふりがな文庫
“亡躯”の読み方と例文
読み方
割合
なきがら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なきがら
(逆引き)
その
亡躯
(
なきがら
)
は、赤いズボンをはいた兵士達に護られて墓へ運ばれ、白いネクタイをかけた人たちが、彼の棺に、哀惜の言葉と、心からの涙を注いだのである。
狂人日記
(新字新仮名)
/
ギ・ド・モーパッサン
(著)
最後にいまわたくしの心に残るのは、
老耄
(
ろうもう
)
して十二三年も以前に見失った小猫の幻を追ったり、偶然にしろ、その
亡躯
(
なきがら
)
は嘗ての良人の住む岸の川へ漂って行ったという、そのことでした。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
私達は弟の
亡躯
(
なきがら
)
は見ないのであった。
生い立ちの記
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
亡躯(なきがら)の例文をもっと
(3作品)
見る
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
躯
漢検準1級
部首:⾝
11画
“亡”で始まる語句
亡
亡骸
亡者
亡父
亡母
亡兄
亡霊
亡妻
亡夫
亡人
“亡躯”のふりがなが多い著者
ギ・ド・モーパッサン
小山清
岡本かの子