“窖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あなぐら78.0%
あな15.3%
あなむろ1.7%
くら1.7%
むろ1.7%
ムロ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女の亡骸なきがらを二週間(最後の埋葬をするまで)この建物の礎壁のなかにたくさんあるあなぐらの一つに納めておきたいという意向を述べた。
当夜一度に二、三人ずつ女をあなうちに下すと、蛇神の名代たる二、三蛇ちおり、女巫みこが廟のぐるりを歌い踊り廻る間にこれと婚す。
はかか? いや/\、こりゃはかではない、あかまどぢゃ、なア、足下きみ。はて、ヂュリエットがるゆゑに、その艶麗あてやかさで、このあなむろひかかゞや宴席えんせきともゆるわい。
全体に内から燃える豊かな同情にとけ合つた強い色調で葡萄酒のくらはひつて居る様な甘い温かな感を人に与へる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
むろに隱れてあるべきを
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
忍阪の大ムロ屋に、人さはに来入り居り、人さはに伊理袁理登母……
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)