“あなむろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
穴室50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はかか? いや/\、こりゃはかではない、あかまどぢゃ、なア、足下きみ。はて、ヂュリエットがるゆゑに、その艶麗あてやかさで、このあなむろひかかゞや宴席えんせきともゆるわい。
それがおそろしい! そのあなむろ呼吸いきつまってはしまやせぬか? そのむさあななかへはきよ空氣くうき些程つゆほどかよはぬゆゑ、ロミオどのがするころにはわしんでしまうてゐねばなるまい。
民家の屋の棟から掻き落した雪は家を取り囲んで堤防を作り、家の入口は低く穴室あなむろの中へ下りて行く形になっている所もある。これならばなるほどよく寒風を防いで、冬も比較的暖かく過ごせる訳だ。
春雪の出羽路の三日 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)