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融
ふりがな文庫
“融”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
と
89.1%
とほる
3.1%
とけ
2.3%
とろ
2.3%
とおる
1.6%
とか
0.8%
どけ
0.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と
(逆引き)
しかし水から出すとすぐに、その光沢は
褪
(
あ
)
せてきて、その姿が指の間に
融
(
と
)
け込む。彼はそれを水に投げ込み、また他のを
漁
(
あさ
)
り始める。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
融(と)の例文をもっと
(50作品+)
見る
とほる
(逆引き)
昨夜も散歩の帰りに、好子は子供のことで
少
(
すこ
)
しばかり
融
(
とほる
)
に
訴
(
うつた
)
へるところがあつた。訴へるといつても、それは愚痴とか不満とかいふやうな種類のものでは決してなかつた。
二人の病人
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
融(とほる)の例文をもっと
(4作品)
見る
とけ
(逆引き)
この供養は朝の四時頃までで日の
上
(
のぼ
)
らぬ中に
取片付
(
とりかたづ
)
けてしまう。日が上って来ればバタ細工が
融
(
とけ
)
てしまうからです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
融(とけ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
とろ
(逆引き)
それは彼が
瞽目
(
めくら
)
だったからであった。顔に焚火があたっていた。両眼の
瞼
(
まぶた
)
がむくれ返り、真紅な肉裏を見せていた。眼球が一面に白かった。瞳が
融
(
とろ
)
けてなくなっていた。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
融(とろ)の例文をもっと
(3作品)
見る
とおる
(逆引き)
翁が能静氏の門下で修業中、名曲「
融
(
とおる
)
」の
中入
(
なかいり
)
後、老人の
汐汲
(
しおくみ
)
の一段で「東からげの潮衣——オ」という
引節
(
ひきふし
)
の中で汐を汲み上げる呼吸がどうしても出来なかった。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
融(とおる)の例文をもっと
(2作品)
見る
とか
(逆引き)
近江さんに案内して頂いて自分達はイザル川を横ぎり森の中を雨に濡れ
乍
(
なが
)
ら歩いた。川は
石灰
(
いしばひ
)
を
融
(
とか
)
した様に
真白
(
まつしろ
)
な流れが
激
(
げき
)
して居た。森には
種種
(
いろ/\
)
の
樹
(
き
)
が鮮かに黄ばんで居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
融(とか)の例文をもっと
(1作品)
見る
どけ
(逆引き)
山岳地帯は、まだ雪
融
(
どけ
)
もしていないとみえ、千曲川の水は少なかった。
渺
(
びょう
)
として広い河原に、動脈静脈のような水流のうねりを見るだけである。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
融(どけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“融”の解説
『融』(とおる)は、平安時代の左大臣源融とその邸宅・河原院をめぐる伝説を題材とする能の作品。五番目物・貴人物に分類される。囃子に太鼓が入る太鼓物である。作者は世阿弥。
(出典:Wikipedia)
融
常用漢字
中学
部首:⾍
16画
“融”を含む語句
融通
祝融
融々
融和
融合
雪融
融解
源融
御融通
熔融炉
孔融
打融
円融
祝融氏
霜融
馬融
金融
渾融
半分融
円融坊
...
“融”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
徳田秋声
アントン・チェーホフ
小島烏水
国木田独歩
牧野富太郎
岩野泡鳴
ニコライ・ゴーゴリ
夏目漱石
高浜虚子