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融
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とほる
ふりがな文庫
“
融
(
とほる
)” の例文
昨夜も散歩の帰りに、好子は子供のことで
少
(
すこ
)
しばかり
融
(
とほる
)
に
訴
(
うつた
)
へるところがあつた。訴へるといつても、それは愚痴とか不満とかいふやうな種類のものでは決してなかつた。
二人の病人
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
又陸奧の鹽竈の景色を寫したので名高いあの東三條の河原院に、夜な/\現はれると云ふ噂のあつた
融
(
とほる
)
の左大臣の靈でさへ、大殿樣のお叱りを受けては、姿を消したのに相違ございますまい。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
又
陸奥
(
みちのく
)
の
塩竈
(
しほがま
)
の景色を写したので名高いあの東三条の河原院に、夜な/\現はれると云ふ噂のあつた
融
(
とほる
)
の左大臣の霊でさへ、大殿様のお叱りを受けては、姿を消したのに相違ございますまい。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
融
(
とほる
)
は
何時
(
いつ
)
からかポオトフオリオを一つ欲しいと思つてゐた。
折鞄
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
“融”の解説
『融』(とおる)は、平安時代の左大臣源融とその邸宅・河原院をめぐる伝説を題材とする能の作品。五番目物・貴人物に分類される。囃子に太鼓が入る太鼓物である。作者は世阿弥。
(出典:Wikipedia)
融
常用漢字
中学
部首:⾍
16画
“融”を含む語句
融通
祝融
融々
融和
融合
雪融
融解
源融
御融通
熔融炉
孔融
打融
円融
祝融氏
霜融
馬融
金融
渾融
半分融
円融坊
...