“打融”の読み方と例文
読み方割合
うちと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして隔意なく彼と一しょに、朽木くちきの幹へ腰を下して、思いのほか打融うちとけた世間話などをし始めた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
打融うちとけられた磊落らいらくなお口つきで、「室町が火になったら、俺が真すぐけつけてやるぞ。屈強な学僧づれを頼んで、文庫も燃させることではないぞ」などと、おおせになったものでございます。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
打融うちとけられた磊落らいらくなお口つきで、「室町が火になつたら、俺が真すぐけつけてやるぞ。屈強な学僧づれを頼んで、文庫も燃させることではないぞ」などと、おおせになつたものでございます。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)