“朽木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちき88.6%
きうぼく4.5%
くちぎ4.5%
きゅうぼく2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひぢへ一つ、頬へ一つ、ひるむところを、飛込んだ平次は、猛烈に體當りを一つくれると、淺井朝丸の身體は朽木くちきの如く庭へ落ちます。
しゆよ、今君の奉仕者ほうししやと記入されたるわれらは鉛にあらず、石にあらず、朽木きうぼくのはしにあらず
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
政子は、黙ってうなずきながら、露や草の実にまみれた身を、そのまま、たおれている朽木くちぎへ腰かけて、もう明け近い海面うなづらに向けていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宰予さいよ昼寝ひるいぬ。子曰く、朽木きゅうぼくるべからざるなり。糞土のかきるべからざるなり。予に於て何ぞめんやと。子曰く、始め吾の人に於けるや、其の言を聴きて其の行を信ぜり。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)