“宰予”の読み方と例文
読み方割合
さいよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てきぱきした実務家の冉有ぜんゆう。温厚の長者閔子騫びんしけん穿鑿せんさく好きな故実家の子夏しか。いささか詭弁派的きべんはてき享受家きょうじゅか宰予さいよ気骨きこつ稜々りょうりょうたる慷慨家こうがいか公良孺こうりょうじゅ
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
史記の仲尼弟子列伝中に孔子が、「吾言を以て人を取り之を宰予さいよに失う。ぼうを以て人を取り之を子羽しうに失う」と云っている。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
昼寝をしていた宰予さいよは、いい気持になって眼をさました。あたりはしんとしている。彼は大きく背伸びして、欠伸を一つすると、のろのろと寝台を下りた。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)