“宰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さい37.5%
つかさど25.0%
みこともち12.5%
ミコトモチ12.5%
6.3%
ミコトモ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまたまこの家のさいたる杜洩とせつが見舞に来た。病人は杜洩に向って豎牛の仕打を訴えるが、日頃の信任を承知している杜洩は冗談と考えててんで取合わない。
牛人 (新字新仮名) / 中島敦(著)
たゞ一寸ちよつともらしてくが、このてい百種ひやくしゆ機關きくわん作用さようつかさど動力どうりよくつね蒸氣力じようきりよくでもなく電氣力でんきりよくでもなく、現世紀げんせいきにはいまられざる一種いつしゆ化學的作用くわがくてきさよう
ここに山部やまべむらじ小楯をたて針間はりまの國のみこともちさされし時に、その國の人民おほみたから名は志自牟しじむが新室に到りてうたげしき。ここにさかりうたげて酒なかばなるに、次第つぎてをもちてみな儛ひき。
さうした宮廷の村々が、単に独立して散在してゐたのではなく、大舎人の後が、その部の伴造に当るミコトモチとして、ある方々の支配を受けてゐたのであらう。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其の人を見てあわただしからんは、六三思はんことの恥かしとて、美酒よきさけ鮮魚あざらけきくりやに備ふ。
かうした時は多くは、血統最近くて神聖な性格を具へた男子が択ばれて、政務を、ミコトモつ。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)