“太宰帥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だざいのそつ50.0%
ダザイノソツ37.5%
だざいのそち12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
双方の侍童がこの絵の箱を御前にえたのである。源氏の内大臣と権中納言とが御前へ出た。太宰帥だざいのそつの宮も召されて出ておいでになった。
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
その父君も、今は筑紫に居る。スクナくとも、姫などはさう信じて居た。家族のナカバ以上は、太宰帥ダザイノソツのはな/″\しい生活の装ひとして、連れられて行つてゐた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
太宰少弐小野老朝臣だざいのしょうにおぬのおゆのあそみの歌である。おゆは天平十年(続紀には九年)に太宰大弐だざいのだいにとしてそっしたが、作歌当時は大伴旅人が太宰帥だざいのそちであった頃その部下にいたのであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)