太宰帥だざいのそつ)” の例文
双方の侍童がこの絵の箱を御前にえたのである。源氏の内大臣と権中納言とが御前へ出た。太宰帥だざいのそつの宮も召されて出ておいでになった。
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
その父君も、今は筑紫に居る。すくなくとも、姫などはそう信じて居た。家族の半以上は、太宰帥だざいのそつのはなばなしい生活の装いとして、連れられて行っていた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
太宰帥だざいのそつの宮といわれた方は兵部卿ひょうぶきょうになっておいでになるのであるが、陛下へ杯を献じた。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
太宰帥だざいのそつ親王の夫人や頭中将が愛しない四の君などは美人だと聞いたが、かえってそれであったらおもしろい恋を経験することになるのだろうが、六の君は東宮の後宮こうきゅうへ入れるはずだとか聞いていた
源氏物語:08 花宴 (新字新仮名) / 紫式部(著)