“太宰春台”の読み方と例文
読み方割合
だざいしゅんだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その原書はイタリーのものだそうだ、太宰春台だざいしゅんだいの独語といったようなもの、つまり感想録の一種だろうと思う」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
曾つて、内蔵助は、時の儒者、太宰春台だざいしゅんだいの著書「三王外記さんのうげき」の評判をきいて、大阪の書肆しょしからとりよせてみた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そもそも江戸時代の支那文学がやや明かに経学けいがくと詩文との研究を分つようになったのは、荻生徂徠おぎゅうそらいの門より太宰春台だざいしゅんだい服部南郭はっとりなんかくの二家を出してより後のことである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)