“服部南郭”の読み方と例文
読み方割合
はっとりなんかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも享保のむかし服部南郭はっとりなんかくが一夜月明げつめいに隅田川を下り「金竜山畔江月浮きんりゅうさんはんにこうげつうく」の名吟を世に残してより、明治に至るまでおよそ二百有余年
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そもそも江戸時代の支那文学がやや明かに経学けいがくと詩文との研究を分つようになったのは、荻生徂徠おぎゅうそらいの門より太宰春台だざいしゅんだい服部南郭はっとりなんかくの二家を出してより後のことである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)