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『牛人』
ふりがな文庫
『
牛人
(
ぎゅうじん
)
』
魯の叔孫豹がまだ若かった頃、乱を避けて一時斉に奔ったことがある。途に魯の北境庚宗の地で一美婦を見た。俄かに懇ろとなり、一夜を共に過して、さて翌朝別れて斉に入った。斉に落着き大夫国氏の娘を娶って二児を挙げるに及んで、かつての路傍一夜の契などは …
著者
中島敦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「政界往来」1942(昭和17)年7月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
余
(
われ
)
失
(
なくな
)
面
(
づら
)
偽
(
いつわり
)
吃
(
きつ
)
朝
(
ちょう
)
留
(
とま
)
契
(
ちぎり
)
斉
(
せい
)
悪企
(
わるだくみ
)
思召
(
おぼしめし
)
宜
(
よ
)
目配
(
めくばせ
)
篤
(
あつ
)
大夫
(
たいふ
)
俄
(
にわ
)
佩
(
お
)
儕輩
(
さいはい
)
淀
(
よど
)
牢
(
ろう
)
牛男
(
うしおとこ
)
焦眉
(
しょうび
)
醒
(
さ
)
湧
(
わ
)
混沌
(
こんとん
)
畏怖
(
いふ
)
汝
(
なんじ
)
歯咬
(
はが
)
歪
(
ゆが
)
陰鬱
(
いんうつ
)
雉
(
きじ
)
検
(
しら
)
玉環
(
ぎょっかん
)
豎
(
じゅ
)
遜
(
へりくだ
)
盤石
(
ばんじゃく
)
途
(
みち
)
立罩
(
たちこ
)
近侍
(
きんじ
)
慇懃
(
いんぎん
)
貌
(
かお
)
膳部
(
ぜんぶ
)
莫迦
(
ばか
)
裏藪
(
うらやぶ
)
豎牛
(
じゅぎゅう
)
襄公
(
じょうこう
)
娶
(
めと
)
丘蕕
(
きゅうゆう
)
二言
(
ふたこと
)
仲壬
(
ちゅうじん
)
会体
(
えたい
)
侮蔑
(
ぶべつ
)
倅
(
せがれ
)
偶
(
たま
)
凝乎
(
じっ
)
凹
(
くぼ
)
刃向
(
はむか
)
剽軽
(
ひょうきん
)
嘲
(
あざけ
)
四辺
(
あたり
)
国氏
(
こくし
)
奔
(
はし
)
杜洩
(
とせつ
)
嫉妬
(
しっと
)
孟丙
(
もうへい
)
宰
(
さい
)
寵
(
ちょう
)
屍体
(
したい
)
庚宗
(
こうそう
)
後嗣
(
あとつぎ
)
微
(
かす
)
愛嬌
(
あいきょう
)
三言
(
みこと
)
慍
(
おこ
)
懇
(
ねんご
)
懼
(
おそ
)
撫
(
な
)