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立罩
ふりがな文庫
“立罩”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たちこ
82.4%
たてこ
17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちこ
(逆引き)
朝霧深く
立罩
(
たちこ
)
める海道には、まだ往来の人もなく並木の松を越して彼方に、遠い海が光っている。孫次郎は足を停めて振返った。
おもかげ抄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
あたりに鬱蒼と
立罩
(
たちこ
)
める松、杉、櫟、桜、そのほか様々な木々は、それぞれに思いのままに幹を伸ばし、枝を張り、葉をつけて空を覆っていた。
植物人間
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
立罩(たちこ)の例文をもっと
(14作品)
見る
たてこ
(逆引き)
公爵と師父ブラウンとが再び最前の細長い鏡の間に戻った頃には、水辺や岸の柳に早や黄昏の色が
立罩
(
たてこ
)
めていた。
サレーダイン公爵の罪業
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
町の中には
険呑
(
けんのん
)
な空気が
立罩
(
たてこ
)
めて、ややもすれば
嫉刀
(
ねたば
)
が走るのに、こうして、朧月夜に、鴨川の水の音を聞いて、
勾配
(
こうばい
)
の
寛
(
ゆる
)
やかな三条の大橋を前に、花に匂う華頂山、霞に迷う
如意
(
にょい
)
ヶ岳
(
たけ
)
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
立罩(たてこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
罩
漢検1級
部首:⽹
13画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞
“立罩”のふりがなが多い著者
丘丘十郎
中島敦
金史良
ギルバート・キース・チェスタートン
蘭郁二郎
徳田秋声
中里介山
原民喜
山本周五郎
永井荷風