“たてこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
建込27.8%
立籠27.8%
立込27.8%
立罩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尤(もつと)もこの殺しは最初から女の細腕ではあるまいと思つたよ。あんな建込(たてこ)んだ中で、たつた一と突きで人を殺せるのは、何んと言つても大した手際だ
おこのが昼(ひる)といわず夜といわず、ひそかに睨(にら)んだとどのつまりは、独(ひと)り四畳半(じょうはん)に立籠(たてこ)もって、おせんの型(かた)にうき身(み)をやつす、良人(おっと)の胸(むね)に巻(ま)きつけた帯(おび)が、春信(はるのぶ)えがくところの
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
狭い土地に、数のない芸妓やによって、こうして会なんぞ立込(たてこ)みますと、目星(めぼし)い妓(こ)たちは、ちゃっとの間に皆(みんな)出払います。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
町の中には険呑(けんのん)な空気が立罩(たてこ)めて、ややもすれば嫉刀(ねたば)が走るのに、こうして、朧月夜に、鴨川の水の音を聞いて、勾配(こうばい)の寛(ゆる)やかな三条の大橋を前に、花に匂う華頂山、霞に迷う如意(にょい)ヶ岳(たけ)