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たてこ
ふりがな文庫
“
建込
(
たてこ
)” の例文
建込
(
たてこ
)
んだ表通りの人家に遮ぎられて、すぐ
真向
(
まむこう
)
に立っている
彼
(
か
)
の高い本願寺の屋根さえ、
何処
(
どこ
)
にあるのか分らぬような
静
(
しずか
)
なこの辺の裏通には
銀座界隈
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
尤
(
もつと
)
もこの殺しは最初から女の細腕ではあるまいと思つたよ。あんな
建込
(
たてこ
)
んだ中で、たつた一と突きで人を殺せるのは、何んと言つても大した手際だ
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あんな
建込
(
たてこ
)
んだ中で、たった一と突きで人を殺せるのは、何といっても大した手際だ
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
建込
(
たてこ
)
んだ表通りの人家に
遮
(
さえ
)
ぎられて、すぐ
真向
(
まむかい
)
に立っている
彼
(
か
)
の高い本願寺の屋根さえ、
何処
(
どこ
)
にあるのか分らぬような静なこの
辺
(
へん
)
の裏通には、正しい人たちの決して案内知らぬ
横町
(
よこちょう
)
が幾筋もある。
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
代地の方は建具
造作
(
ぞうさく
)
の
入替
(
いれかえ
)
位にてどうにか住まへるかと存じ候へども場所がらだけあまり
建込
(
たてこ
)
み
日当
(
ひあたり
)
あしく二階からも一向に川の景色見え申さず値段も借地にて家屋だけ建坪三十坪ほどにて先方手取一万円引ナシとは大層な
吹掛
(
ふっかけ
)
やうと存じ候。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
建
常用漢字
小4
部首:⼵
9画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“建”で始まる語句
建
建立
建物
建築物
建築
建前
建場
建部
建武
建具