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たてこも
ふりがな文庫
“たてこも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
タテコモ
語句
割合
立籠
86.0%
楯籠
14.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立籠
(逆引き)
その水の手の切れた、敵から案内を知り抜かれている、狭い、窮屈な牙城に一人か二人しか居ない探偵小説家は
立籠
(
たてこも
)
ろうとしているのだ。
探偵小説の真使命
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
江戸ッ子風の
洒脱
(
しゃだつ
)
らしく見えて実は根ッから洒脱でなかった。硯友社という小さな王国に
立籠
(
たてこも
)
って容易に人を寄せ付けなかった。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
たてこも(立籠)の例文をもっと
(37作品)
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楯籠
(逆引き)
自分の一門はすべて第二の「千本桜」の方に
楯籠
(
たてこも
)
ってしまったのであるという噂が専ら伝えられた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
夜に入ってからお計らいなさりませ、さらずば一度北国へお下りなされ、城に
楯籠
(
たてこも
)
って国々の味方をお集めなさりませと、そう云われて常陸介も
拠
(
よ
)
んどころなく、東寺を西へ、向うの明神へかゝり
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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