“春信”の読み方と例文
読み方割合
はるのぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣類きものより足袋たびく。江戸えどではをんな素足すあしであつた。のしなやかさと、やはらかさと、かたちさを、春信はるのぶ哥麿うたまろ誰々たれ/\にもるがい。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
藤吉とうきちが、あたふたとってしまうと、春信はるのぶ仕方しかたなしにまつろうまえいた下絵したえを、つくえうえ片着かたづけて、かるくしたうちをした。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
これぞ由なきものを見てしまったわい! あんなのは見ない方がよかった! 春信はるのぶの浮世絵から抜け出したその姿をよ、まさに時の不祥! 七里しちりけっぱい!
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)