“七里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しちり55.6%
ななさと33.3%
なゝさと11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これぞ由なきものを見てしまったわい! あんなのは見ない方がよかった! 春信はるのぶの浮世絵から抜け出したその姿をよ、まさに時の不祥! 七里しちりけっぱい!
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これにもはらわたはたたるべき声あり勝沼よりの端書はがき一度とゞきて四日目にぞ七里ななさとの消印ある封状二つ……かくて大藤村の人になりぬ。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
勝沼よりの端書一度とゞきて四日目にぞ七里なゝさとの消印ある封状二つ、一つはお縫へ向けてこれは長かりし、桂次はかくて大藤村の人に成りぬ。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)