“二十七里”の読み方と例文
読み方割合
にじふしちり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一寸ちよつと話題わだいにはらうとおもふ、武生たけふから道程みちのりじつ二十七里にじふしちりである。——深川ふかがはくるま永代えいたいさないのを見得みえにする……とつたもので、上澄うはずみのいゝところつてかすゆづる。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
家業かげふ奮發ふんぱつすれば、あと三里さんり五里ごりはしれようが、それにしても、不忍池しのばずいけ三十幾囘さんじふいくくわい——いはんや二十七里にじふしちりづけの車夫くるまや豪傑がうけつであつた。つたものにとくはない。が、ほとん奇蹟きせきはねばならない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)