“混沌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんとん97.8%
カオス1.1%
ダス・カーオス1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博士はまだ意識混沌こんとんとしているので、あのような恰好をしているのであろうが、両眼を大きく明けているのが、ちとに落ちかねる。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
泡だたぬ波浪の混沌カオスで、左右、一リーグほどのところに、巨大な氷の城壁が、荒涼たる天空に向って、宇宙の壁のように聳え立っているのが、ときどきぼんやりと視覚にうつる。
南極記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それは混沌ダス・カーオスでもあり、またほんの作りものヌール・キュンストリッヘスでもあるのだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)