“カオス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
混沌50.0%
渾沌50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泡だたぬ波浪の混沌カオスで、左右、一リーグほどのところに、巨大な氷の城壁が、荒涼たる天空に向って、宇宙の壁のように聳え立っているのが、ときどきぼんやりと視覚にうつる。
南極記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そんなことを考えているうちに、列車は薄暮の渾沌カオスの町へと滑り込んだ。公使館の勝部書記官と、私たちと同県の阿南君が停車場に迎えてくれた。
七重文化の都市 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)