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儕輩
読み方 | 割合 |
せいはい | 56.7% |
さいはい | 33.3% |
ひと/″\ | 3.3% |
やから | 3.3% |
サイハイ | 3.3% |
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明和三年に
大番頭になった石川阿波守総恒の組に、美濃部伊織と云う
士があった。剣術は
儕輩を抜いていて、手跡も好く和歌の
嗜もあった。
「十五歳の頃春琴の技大いに進みて
儕輩を
抽んで、同門の子弟にして実力春琴に
比肩する者一人もなかりき」
衆人醉へる中に獨り醒むる者は
容れられず、斯かる氣質なれば時頼は
自から
儕輩に
疎ぜられ、瀧口時頼とは武骨者の
異名よなど嘲り合ひて
此男木作りかと
譏る者は
肉団奴才、
御釈迦様が女房
捨て
山籠せられしは、
耆婆も
匕を
投た
癩病、
接吻の
唇ポロリと
落しに
愛想尽してならんなど疑う
儕輩なるべし、あゝら尊し、尊し
凡隊中
患難相救 困厄相護リ
義気相
責 条理相糺 若クハ
独断果激 儕輩ノ
妨ヲ成シ 若クハ
儕輩相推シ
乗レ勢テ他人ノ
妨ヲ為ス 是
尤慎ム 可キ所
敢テ
或犯ス勿レ