“患難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんなん33.3%
なやみ22.2%
くわんなん22.2%
うれい11.1%
クハンナン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おまえは交游天下にあまねしというありさまだが、皆濫交らんこうだ。ただ一人患難かんなんを共にする人があるのに、かえって知らないのだ。」
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
もしくも厳冬の候に起これば、人々の苦痛と惨状とはいっそう烈しいであろう。その日は『患難なやみの日』だ。天地開闢かいびゃく以来、空前絶後の患難だろう。
〔譯〕今日の貧賤ひんせん素行そかうする能はずば、乃ち他日の富貴ふうきに、必ず驕泰けうたいならん。今日の富貴ふうき素行そかうする能はずんば、乃ち他日の患難くわんなんに、必ず狼狽らうばいせん。
しかもいま此処ここは、もろもろ患難うれい多し
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
凡隊中患難クハンナン相救アヒスクヒ 困厄コンヤク相護アヒマモリ 義気ギキセメ 条理ヂヤウリ相糺アヒタダシ 若クハ独断ドクダン果激クハゲキ 儕輩サイハイサマタゲヲ成シ 若クハ儕輩サイハイ相推アヒオシ ジヨウジイキホヒニテ他人ノサマタゲヲ為ス 是モツトモツヽシム 可キ所 アヘテ アルヒハオカス勿レ
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)