“貧賤”の読み方と例文
読み方割合
ひんせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元来、劉玄徳は、少年早くより貧賤ひんせんにそだち、その青年期には、各地を流浪し、まだ人間の富貴栄耀えいようの味は知りません。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
〔譯〕今日の貧賤ひんせん素行そかうする能はずば、乃ち他日の富貴ふうきに、必ず驕泰けうたいならん。今日の富貴ふうき素行そかうする能はずんば、乃ち他日の患難くわんなんに、必ず狼狽らうばいせん。
これによって慰安を得、心のかてを得、もっ貧賤ひんせんたたかい、病苦と闘う勇気を養う事が出来るのである。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)