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貧窶
ふりがな文庫
“貧窶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひんる
83.3%
ひんく
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひんる
(逆引き)
そして単に
薬餌
(
やくじ
)
を給するのみでなく、夏は
蚊幮
(
かや
)
を
貽
(
おく
)
り、冬は
布団
(
ふとん
)
を
遣
(
おく
)
った。また三両から五両までの金を、
貧窶
(
ひんる
)
の度に従って与えたこともある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
遮莫
(
さもあらばあれ
)
我徒は病弱を救ひ、
貧窶
(
ひんる
)
を恵むことを任にしたい」と勇ましい信念を
披露
(
ひろう
)
してゐる。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
貧窶(ひんる)の例文をもっと
(5作品)
見る
ひんく
(逆引き)
われは此詞を聞きて、向ひの壁を仰ぎ看しに、一面の大畫幅あり。
枠
(
わく
)
を飾れる黄金の光の、
燦然
(
さんぜん
)
として
四邊
(
あたり
)
を射るさま、室内
貧窶
(
ひんく
)
の摸樣と、全く相反せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
女王は身の丈甚だ高からず、
面
(
おもて
)
の輪廓鋭くして、黒き目は稍〻
陷
(
おちい
)
りたり。衣裳つきはいと惡し。無遠慮に評せば、擬人せる
貧窶
(
ひんく
)
の
妃嬪
(
ひひん
)
の
裝束
(
さうぞく
)
したるとやいふべき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
貧窶(ひんく)の例文をもっと
(1作品)
見る
貧
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
窶
漢検1級
部首:⽳
16画
“貧”で始まる語句
貧
貧乏
貧乏人
貧窮
貧弱
貧民窟
貧民
貧乏徳利
貧苦
貧乏籤
“貧窶”のふりがなが多い著者
福田英子
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
森鴎外
田山花袋
芥川竜之介