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ひんく
ふりがな文庫
“ひんく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ヒンク
語句
割合
貧苦
85.7%
貧窶
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧苦
(逆引き)
夫は今でこそ
若崎
(
わかざき
)
先生、とか何とか云われているものの、
本
(
もと
)
は云わば職人で、その職人だった頃には一ㇳ通りでは無い
貧苦
(
ひんく
)
と戦ってきた
幾年
(
いくねん
)
の
間
(
あいだ
)
を
浮世
(
うきよ
)
とやり合って
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
たとへ
何
(
ど
)
のやうな
貧苦
(
ひんく
)
の
中
(
なか
)
でも
二人
(
ふたり
)
双
(
そろ
)
つて
育
(
そだ
)
てる
子
(
こ
)
は
長者
(
ちやうじや
)
の
暮
(
くら
)
しといひまする、
別
(
わか
)
れゝば
片親
(
かたおや
)
、
何
(
なに
)
につけても
不憫
(
ふびん
)
なは
此子
(
このこ
)
とお
思
(
おも
)
ひなさらぬか、あゝ
膓
(
はらはた
)
が
腐
(
くさつ
)
た
人
(
ひと
)
は
子
(
こ
)
の
可愛
(
かあい
)
さも
分
(
わか
)
りはすまい
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ひんく(貧苦)の例文をもっと
(6作品)
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貧窶
(逆引き)
われは此詞を聞きて、向ひの壁を仰ぎ看しに、一面の大畫幅あり。
枠
(
わく
)
を飾れる黄金の光の、
燦然
(
さんぜん
)
として
四邊
(
あたり
)
を射るさま、室内
貧窶
(
ひんく
)
の摸樣と、全く相反せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
女王は身の丈甚だ高からず、
面
(
おもて
)
の輪廓鋭くして、黒き目は稍〻
陷
(
おちい
)
りたり。衣裳つきはいと惡し。無遠慮に評せば、擬人せる
貧窶
(
ひんく
)
の
妃嬪
(
ひひん
)
の
裝束
(
さうぞく
)
したるとやいふべき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
シチリアの自然、その
豐饒
(
ほうねう
)
の一面と荒蕪の一面とはこゝにあり。シチリアの希臘古祠はこゝにあり。而してシチリアの
貧窶
(
ひんく
)
もまたこゝにあり。一行のめぐりには一群の
乞丐
(
かたゐ
)
來り集ひたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ひんく(貧窶)の例文をもっと
(1作品)
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ヒンク