“裝束”のいろいろな読み方と例文
新字:装束
読み方割合
しやうぞく76.5%
イデタチ11.8%
よそひ5.9%
さうぞく5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラツ八の八五郎は、女形の裝束しやうぞくを脱いで、コソコソと人ごみの後に姿を隱しました。顏を見られるのが耻かしかつたのでせう。
白い著物・白いカツラ、手は、足は、すべて旅の裝束イデタチである。頭より上に出た杖をついて——。このタヒラに來て、森の前に立つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
は、降りなむ裝束よそひせしほどに、子れましつ。名は天邇岐志國邇岐志あめにぎしくににぎしあま日高日子番ひこひこほ邇邇藝ににぎの命、この子を降すべし」
女王は身の丈甚だ高からず、おもての輪廓鋭くして、黒き目は稍〻おちいりたり。衣裳つきはいと惡し。無遠慮に評せば、擬人せる貧窶ひんく妃嬪ひひん裝束さうぞくしたるとやいふべき。