“白裝束”の読み方と例文
新字:白装束
読み方割合
しろしやうぞく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飾屋のお雪が丸屋の嫁になるのが口惜くやしいと言つて、元鳥越の丸屋からは、溝川一つへだてた猿屋町の粉屋のお光が、白裝束しろしやうぞくを着て飛出したといふ話を——。
「全身白裝束しろしやうぞくをした何物かゞ、彼女の側を通つて、消えちまつたの。」——「彼のうしろに大きな黒犬。」——
きゝ道理もつともの願なりゆるし遣はすへだたれば遲速ちそくあり親子三人一間ひとまに於て切腹せつぷくすべければ此所へ參れとの御言葉に用人はかしこまり此旨このむね奧方おくがたへ申上げれば奧方には早速さつそく白裝束しろしやうぞくあらためられ此方の一間へ來り給ひなみだこぼさず良人をつとそばざして三人時刻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)