“遲速”のいろいろな読み方と例文
新字:遅速
読み方割合
ちそく83.3%
おそきはやき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いけを、あさから日沒につぼつまで、歩調ほてう遲速ちそくろんぜぬ、大略おほよそ十五時間じふごじかんあひだに、幾𢌞いくまはりか、囘數くわいすうおほいのをもつ勝利かちとする。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
僅かばかりの遲速ちそくを言へば、養ひ娘のお冬が一番早くて、妾のお小夜がそれに續き、内儀のお絹が一寸紙入が見えなかつたとやらで、ほんの少し遲れてもとの部屋に歸つたのです。
遲速おそきはやきを問はずたゞ彼の心のまゝにわが目ゆべし、こは彼が、絶えず我をもやす火をもて入來りし時の門なりき 一三—一五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)