“遲過”の読み方と例文
新字:遅過
読み方割合
おそす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度いちどはあんまり早過はやすぎたし、一度いちどはあんまり遲過おそすぎました。丁度好ちやうどいときらなければ、榎木えのきひろはれません。わたしがその丁度好ちやうどいときをしへてあげます。』とまをしました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
辻斬りと夜鷹よたか跳梁ていりやうする柳原を、眞面目な人間が通るにしては、全く遲過おそすぎました。
遲過おそすぎた。遲過おそすぎた。』ときました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)