“遲鈍”のいろいろな読み方と例文
新字:遅鈍
読み方割合
ちどん66.7%
のろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度後に退しりぞいて了ふと、私は、この遲鈍ちどんな、口を開けて魂消たまげてゐる、土臭つちくさい子供らの幾人かゞ、十分に敏感な機智のある娘として眼を醒したのに氣が附いた。
雷鳥らいちようははひまつの高山植物こうざんしよくぶつ若芽わかめ食物しよくもつとしてゐます。性質せいしつ遲鈍ちどんですから、ひと近寄ちかよつても容易よういげません。つゑたゝけばおとせそうなひくそらを、うろ/\まはつてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)