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遅鈍
ふりがな文庫
“遅鈍”のいろいろな読み方と例文
旧字:
遲鈍
読み方
割合
ちどん
58.3%
ぐずぐず
8.3%
のそ
8.3%
のろ
8.3%
まずき
8.3%
まづき
8.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちどん
(逆引き)
静かであるだけ、いかにも鈍い、薄暗い。ああ、恋の満足家庭の幸福というものは、かくまで人間を
遅鈍
(
ちどん
)
にするものだろうか。
曇天
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
遅鈍(ちどん)の例文をもっと
(7作品)
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ぐずぐず
(逆引き)
然し、それが旦那様の
御人
(
おひと
)
の
好
(
いい
)
という証拠で、
御天性
(
おうまれつき
)
の
普通
(
なみ
)
の人とは違ったところでしょう。一体、寒い国の殿方には
遅鈍
(
ぐずぐず
)
した無精な癖があるものですけれど、旦那様にはそれがありません。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
遅鈍(ぐずぐず)の例文をもっと
(1作品)
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のそ
(逆引き)
あいつは、
遅鈍
(
のそ
)
ついているようだがそりゃ
狡猾
(
こうかつ
)
で、おまけに残忍ときてるんだから始末がわるいよ。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
遅鈍(のそ)の例文をもっと
(1作品)
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のろ
(逆引き)
福太郎は元来何につけても頭の働きが
遅鈍
(
のろ
)
い割に、妙に小手先の器用な性質で、その中でも大工道具イジリが三度の飯よりも好きであった。
斜坑
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
遅鈍(のろ)の例文をもっと
(1作品)
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まずき
(逆引き)
あわてて火鉢の前に
請
(
しょう
)
ずる機転の
遅鈍
(
まずき
)
も、正直ばかりで
世態
(
よ
)
を
知悉
(
のみこ
)
まぬ姿なるべし。
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
遅鈍(まずき)の例文をもっと
(1作品)
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まづき
(逆引き)
周章て火鉢の前に請ずる機転の
遅鈍
(
まづき
)
も、正直ばかりで
世態
(
よ
)
を
知悉
(
のみこま
)
ぬ姿なるべし。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
遅鈍(まづき)の例文をもっと
(1作品)
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遅
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
鈍
常用漢字
中学
部首:⾦
12画
“遅”で始まる語句
遅
遅々
遅疑
遅蒔
遅桜
遅刻
遅速
遅滞
遅延
遅日
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鈍遅
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国木田独歩
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小川未明