“遅日”の読み方と例文
読み方割合
ちじつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野さんは両肘を鉄の手擦から持たして、山羊仔の靴を心持前へ出した。煙草をえたまま、眼鏡越に爪先の飾をめている。遅日影長くして光を惜まず。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
国境の駅の両替遅日かな
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
遅日多し、世をひたすらに寒がる人は、端近くの前を合せる。乱菊に晴れがましきをなるしつけて、面と向う障子のなるをく思う女は入口に控える。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)